過去の望みに応えていても,消えるだけの運命だ。未来の願望,未来の希望に,応えて,こそ。
ハンドスプリング社が,スプリングボードを使った電子手帳タイプ端末から徐々に撤退し,ワイヤレスの通信端末に特化していくことを説明したが,これまでのPDAのデベロッパーは,「バイザーは死んだ」と失望している。同社はまもなくトレオというワイヤレス製品をリリースし,それにフォーカスしていく。
PDAメーカーの紆余曲折は続く。国内でも,ハンドスプリングはフェードアウトしていき,パームは耳を疑うような叩き売りを続けている。ソニーがいつまでこの市場にいるのかわからないが,たいして期待はできないだろう。アップルは計画を進めていたPDA端末を中止したという話もある。
私はバイザー撤廃の動きを支持する。必要なのはネットワークだ(過去記事)。ネットワークを単体で持たないデバイスに価値は小さい。今のPDAを単体で満足できる人は少ない。なら,トレオに特化した方がいい。サイビコ(過去記事)やポゴ(MYCOM PC WEBの記事)みたいに,もぉ欲しくて欲しくて欲しくて欲しくてたまらなくなるようなデバイスに,ハンドスプリングの開発力を向けて欲しい。それが,未来の望むことだ。(こういう使い方もあれですが,なにか?ヽ(´ー`)ノ)
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